ARTIST
本野東一
1916 – 1996日本 出身日本
1850189419381982現在
■ 本野東一の生涯 1916–1996
本野東一(1916–1996)は、抽象的な絵画の構成と蝋纈染(バティック風のろうけつ染め)を融合したことで知られる染織の作家。四十年を超える画歴のなかで、溶けた蝋と染料の顔料の絡み合いを、線と色への洗練された感覚で操り、応用の技法にとどまらない一つの美術の媒体として染めの表現の可能性を広げる独自の仕事を築いた。戦後日本の染織・工芸の圏で活動し、その作は京都の工芸の場と結びつけて論じられ、1950年に興った、抽象・モダニズムを追う画家と工芸家の東京の団体・モダンアート協会が開くモダンアート展を通じて発表した。同展での初出品は「壁面構成」で、晩年には「対話」の連作を作り、美術館の学芸員に、より静かで瞑想的な強度を示すと評された。没後三年の1999年、国立工芸館(当時の東京国立近代美術館工芸館)が回顧展「本野東一の染色:自由への旗印」(1999年5〜7月)を開き、三十点余りの作を紹介して、重要な近代の染めの作家としての地位を確かめた。以上を超える、正確な生地・師・学歴・正式な受賞などの確かな伝記は資料で裏づけられず、本項は美術館・展覧会の記録に記される範囲にとどまる。
美術運動
モダンアート協会
戦後
抽象・モダニズムを追う画家・工芸家の団体
作品例
壁面構成
対話
染織
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