ArtNote/作家/木村茂
ARTIST

木村茂

1929 – 日本 出身日本
1850189419381982現在
■ 木村茂の生涯 1929–2026(存命)

木村茂(1929年生)は奈良県生まれの版画家。1953年に神戸市立外国語大学(当時は神戸市立外事専門学校)の英米科を出て、日本のナショナル・シティ・バンク(シティバンクの前身)に勤めた。1957年に油彩から銅版画(エッチング・アクアチント)へ転じ、版画家・泉茂に学んだ。1962年から東京国際版画ビエンナーレに出品し、1965年に銀行の職を辞して版画に専念した。1970年代を通じて、フィレンツェ国際版画ビエンナーレ(1970年)、リュブリャナ国際版画ビエンナーレ(1973年)、ドイツの国際版画展(1974年)など主要な国際版画展に参加して、国内外で評価を得た。作風は、初期(1963年ごろまで)は貨車や線路を主題に、緻密な交差の線で描いた。1960年代半ばからは、より狭く瞑想的な主題——おもに裸の木の形や枝——に向かい、「樹形」の連作などで、日本の風景の生の生命感を思わせる繊細で密なエッチングの線でくり返し探った。作品は東京国立近代美術館(MOMAT)の版画の収蔵品データベース、本間美術館、大阪中之島美術館など日本の公立の収蔵や、一部の国外の機関にも所蔵される。以上の出品・経歴を超える、没年・後年の経歴・栄誉の全容は資料で確認できず、館林(群馬)の彫刻の径で知られる彫刻家の木村茂ら同名の別人とは混同すべきでない。

作品例

樹形
版画

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