ArtNote/作家/小川龍彦
ARTIST

小川龍彦

1910 – 1988日本 出身日本
1850189419381982現在
■ 小川龍彦の生涯 1910–1988

小川龍彦(1910–1988)は昭和期に主に静岡県で活動した版画家で、文化財の分野でも足跡を残した。1910年11月5日、静岡市に生まれ、1988年6月6日に没した。昭和初期、自画・自刻・自摺の創作版画の集団「童土社」(1929年ごろ結成)の設立を推し進める中心となり、これが静岡県版画協会の前身となって、今日まで続く地域の版画文化を築く一助となった。国画会の国展の版画部に出品し、版画で国画奨学賞を受けた。自らの版画の制作にとどまらず、地域の文化・考古の仕事にも深く関わった。第二次大戦後には静岡の登呂遺跡(日本有数の弥生時代の遺跡)の戦後の発掘に加わり、のちに染色家・芹沢銈介の名を冠する美術館(静岡市立芹沢銈介美術館)の初代館長を務めた。静岡県史料編纂の委員や、静岡県文化財保護審議会の会長も務め、美術の制作と郷里での歴史の保存・美術館の運営を結ぶ経歴を歩んだ。著作に詩画集「小川龍彦詩画集」や写真集「静岡」がある。画業の修学・師や出品作の全容は入手できる資料では限られる。

美術運動

創作版画
昭和

自画・自刻・自摺による近代日本の版画運動

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