夜を描いた画家:ゴッホとホッパー、光の見どころ

ゴッホの《星月夜》とホッパーの《ナイトホークス》(Nighthawks)から、夜空の光と都市の明かりを見る短い鑑賞案内。

ArtNote編集部 · テーマで楽しむ絵画

夜の絵では、明るい部分を追うと画面の組み立てが見えてきます。ゴッホの《星月夜》(The Starry Night、1889年6月)とホッパーの《ナイトホークス》(Nighthawks)(1942年)を入口に、空に広がる光と、店から街へ届く光を見てみましょう。 [1] [2]

このテーマで見る理由

この二人を選んだのは、夜空と都市の店という異なる光の舞台を比べられるからです。夜を描いた画家の網羅的な一覧ではなく、どこが明るく、鑑賞者がどこに立つように感じるかを考えるための二例です。 [1] [2]

フィンセント・ファン・ゴッホ

《星月夜》は青と黄、渦を巻くような筆触が特徴です。月や星の周囲から空へ、光の広がりを目でたどってみましょう。制作についてMoMAは、夜の眺めに着想を得ながら昼間に描かれ、村の配置なども変更されたと説明しています。夜空の記録としてだけ見ると、この構成の工夫を見落とします。 [1]

エドワード・ホッパー

《ナイトホークス》は、明るい深夜の飲食店と暗い街角を描いた油彩です。客は3人で、店内には給仕を含め4人がいます。美術館の解説は、入口が示されず、ガラスが鑑賞者を店の外に置く構図に注目しています。明かりに近づきたくなる感じと、人物までの距離を見比べるのも一案です。人物の感情や事情を一つの物語に決めつける必要はありません。 [2]

作家をもっと知る

出典

  1. Vincent van Gogh. The Starry Night. Saint Rémy, June 1889 — The Museum of Modern Art (MoMA)(確認日:2026-09-10)
  2. Nighthawks (museum archive) — The Art Institute of Chicago(確認日:2026-09-10)
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