日常を描いた女性画家:カサットとモリゾの見どころ
カサットの《縫い物をする若い母親》(Young Mother Sewing)とモリゾの《夏の日》(Summer’s Day)を入口に、日常の人物、余暇、制作上の選択を見ます。
カサットとモリゾの日常場面は、人物が何をしているかと、その場面がどう絵にされたかを一緒に見ると味わいが広がります。母子を描く《縫い物をする若い母親》(Young Mother Sewing)(1900年)と、余暇を題材とする《夏の日》(Summer’s Day)(1879年頃)を見てみましょう。 [2] [3]
このテーマで見る理由
二人を選んだのは、室内の世話や仕事と、戸外の余暇という日常の異なる面に触れられるためです。カサットにも家族だけでなく劇場やオペラを扱った時期がありました。女性という共通点だけで感性を説明せず、選んだ題材と制作の工夫から作品へ近づきます。 [1] [2] [3]
メアリー・カサット
《縫い物をする若い母親》は、縫い物をする母親と、その膝に身を寄せる子どもを描いた油彩です。美術館によると、実際には血縁関係のない二人のモデルが母子としてポーズを取りました。何気ない日常に見える姿にも制作上の選択があります。人物の近さと、それぞれの動作に目を向けてみましょう。 [2]
ベルト・モリゾ
《夏の日》では、ブローニュの森で余暇を過ごす二人の女性と、水面の光が題材になります。ナショナル・ギャラリーは、ジグザグの筆触が画面に動きを与えると解説しています。完成作は少なくとも一部をアトリエで描いた可能性も指摘されます。筆触をたどりながら、戸外の印象をどう画面に組み立てたか考えてみましょう。 [3]
メアリー・カサットのほかの作品
作家をさらに知るためのギャラリーです。本文で解説した作品とは別の参考作品を含みます。
ベルト・モリゾのほかの作品
作家をさらに知るためのギャラリーです。本文で解説した作品とは別の参考作品を含みます。
作家をもっと知る
出典
- Mary Stevenson Cassatt (1844–1926) — The Metropolitan Museum of Art(確認日:2026-09-10)
- Young Mother Sewing — The Metropolitan Museum of Art(確認日:2026-09-10)
- Summer's Day — The National Gallery, London(確認日:2026-09-10)