ArtNote/作家/澤部清五郎
ARTIST

澤部清五郎

SAWABE Seigoro
1884 – 1964日本 出身日本 / フランス / アメリカ
1800185719131970現在
■ 澤部清五郎の生涯 1884–1964

澤部清五郎(「沢部」とも表記)は明治・大正・昭和の油彩画家・装飾意匠の作家で、1884年に京都に生まれ、1964年に没した。人名事典の項目(コトバンク/日本人名大辞典)によれば、はじめ鈴木松年に日本画を、1901年ごろから両角遊仙に西洋画(洋画)を学んだ。のちに京都の関西美術院に入り、明治期の最も影響力ある油彩画家の一人で関西の西洋画教育の先駆者・浅井忠の創立の指導のもとで学んだ。1908年ごろ関西美術会の展で評価を得て、さらなる修学のため国外へ渡り、1909年ごろアメリカ、1910年ごろフランスを訪ね、1913年(大正2)に帰国した。帰国後は関西美術院の指導者(教授)となり、京都のアカデミックな油彩の伝統を継いだ。イーゼル絵画の画歴のかたわら、応用・装飾のデザインにも及んだことで注目され、浅井忠自身の晩年の染織・工芸の意匠とも深く結びつく京都の織元・川島織物のための染織の意匠を手がけた。没後の回顧展「澤部清五郎遺作展」が、星野画廊(和歌山)の「忘れられた画家たち」の企画の一環として開かれ、絵筆と室内装飾の双方にまたがる画歴を映す副題を付した図録(2002年)を伴った。以上の概略を超える、詳しい出品歴・具体的な受賞名・現存作の全容は、アクセスできる資料では記録が薄く、細部の確信度は中程度である。

澤部清五郎から広がる系譜

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