ArtNote/作家/若山八十氏
ARTIST

若山八十氏

1903 – 1983日本 出身日本
1850189419381982現在
■ 若山八十氏の生涯 1903–1983

若山八十氏(1903–1983)は、孔版画(謄写版=ガリ版による版画)の先駆者として知られる版画家。北海道の枝幸郡枝幸に生まれ、1927年に中央大学法学部を卒業した際、学生時代に謄写版の技法を身につけた。のちにこの複製の技術を美術の版画へ応用し、独自の表現媒体へと発展させた。1941〜42年頃から卓上の謄写版印刷機による孔版画の実験を始め、1942年には日本版画協会展や国画会展、官展の文展に孔版画を出品した。創作版画運動の中心人物・恩地孝四郎に版画を学び、創作版画の系譜に連なりつつ、孔版という独自の技法を追求した。1963年からは『ペーパークリーン』と呼ぶ孔版の技法の洗練に取り組み、66年には技法を広める孔版画の集団『塩硯会』を興した。1976年には日本初の孔版画の技法書『孔版画のすべて』を刊行し、この分野の第一人者となった。孔版・謄写版を、事務の複製技術から美術の版画へと高めた中心人物とされる。1983年に没した。

若山八十氏から広がる系譜

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