ArtNote/作家/田所芳哉
ARTIST

田所芳哉

1912 – 1993日本 出身日本
1850189419381982現在
■ 田所芳哉の生涯 1912–1993

田所芳哉(1912–1993)は乾漆の技で知られる漆芸家。確かな伝記は限られるが、複数の独立した資料が職業の像を裏づける。東京国立近代美術館(MOMAT)の分館・国立工芸館は、乾漆梅形盆など田所の作を収蔵し、1965・1967・1976年など数十年にわたる作が館の記録に現れ、昭和中期から後期の長い画歴を示す。1960年代に日本の現代工芸を国外に送った政府に連なる巡回の催し・ジャパン・アート・フェスティバルに、漆芸(漆工)の部門で当時の代表的な漆の作家とともに出品したと記録される。日本工芸会を軸とする伝統工芸の世界でも活動し、日本の伝統工芸の最高峰の公募展・日本伝統工芸展の漆芸の部の審査員(鑑審査)を務めた。生地・師や、出品審査員という役を超える具体的な受賞を記す確かな資料は確認できず、人間国宝に認定された証しも見あたらなかった。国の美術館の資料が中核の生没年と工芸の専門を裏づける一方、伝記の資料が薄いため、本項は部分的な確認とみるべきである。

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