ArtNote/作家/田中佐次郎
ARTIST

田中佐次郎

1937 – 日本 出身日本 / 韓国
1850189419381982現在
■ 田中佐次郎の生涯 1937–2026(存命)

田中佐次郎(1937年生)は福岡県生まれの陶芸家で、古唐津の研究・復興で最もよく知られる。1965年から縄文・弥生の遺跡の発掘に加わり、手びねりの作陶を始めた。転機は1971年で、古唐津の窯跡を調べるうち、山瀬の窯跡の伝説的な「斑(まだら)唐津」の陶片を見いだし、この発見が古典の唐津の技を再構築する生涯の打ち込みに火をつけ、同年から本格的に作陶を始めた。1975年に唐津に登窯を築き、永平寺で在家得度を受け、禅と陶を切り離せないとする姿勢(「陶禅一如」の言葉に集約される)を映す、禅への強い個人の関わりを深めた。1979年に名高い陶芸家・加藤唐九郎に学んだ。1980年に黒田陶苑(渋谷)で初個展を開いた。1987年に山瀬の窯跡に別の登窯を築き、1996年に朝鮮王朝の陶磁の発掘の調査を行い、2003年には韓国に六室の半地下の登窯「亀山窯」を築いて、高麗茶碗と古唐津を並べて比べる研究を映した。茶陶——茶碗・花入・水指——は、古唐津と高麗茶碗の通常の区別を超えると評され、画商・批評家にしばしば「佐次郎唐津」と呼ばれる。日本橋三越、LIXILギャラリー(「陶禅一如」)、黒田陶苑など主要な会場で数多く個展を開き、東京国立近代美術館(MOMAT)工芸館の作家データベースに載る。正式な受賞や没年は、あたった資料では独立に確認できなかった。

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