ARTIST
汎美術家協会
日本 出身日本
汎美術家協会は、戦後まもない1947年8月に興った、短命の関西の作家の集まりである。既成の階層的な公募団体(公募団体)の枠を越えようとした、大阪・神戸を拠点とする画家たちのグループで、個人ではなく集団であり、種データの1947年は人の生年ではなく結成の年にあたる。創立・参加の会員には吉原治良・藤井二郎・原精一・井上覚造・河西英・小出三郎・国森義敦・前田藤四郎・松井正・田川謹二らがおり、のちに長谷川三郎・中村真・須田克太も加わった。1947年11月18日から26日まで大阪の大丸百貨店で第1回汎美術展を開き、1940年代後半の関西の前衛らしい、西洋画の油彩と芽生えつつある抽象の傾向を混ぜて示した。この会は歴史上おもに、吉原治良が同年に幹事として設立に関わった日本のモダンアート協会などと並ぶ、吉原と同志の関西の画家が組織した重なり合う幾つかの場の一つとして意義があり、吉原はのちの1954年に国際的に影響力の大きい具体美術協会を興した。汎美術家協会のその後の活動・会員の変遷・解散の記録は、入手しやすい二次資料では乏しく、1933年に興り(新興独立美術協会として、1946年に改称)今日も汎美展を続ける別の団体・汎美術協会とは取り違えるべきでない。
汎美術家協会から広がる系譜
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