ArtNote/作家/本間蕣華
ARTIST

本間蕣華

1894 – 1991日本 出身日本
1800185719131970現在
■ 本間蕣華の生涯 1894–1991

本間蕣華(本名・健蔵)は1894年(明治27)4月8日、山形県酒田に生まれ、画歴の多くを山形・鶴岡で過ごし、のちに東京に居を定めた漆芸家。鶴岡で田村精宝に漆の技を学び、1920年代ごろには川崎小虎に絵・図案を学んだとも記録され、装飾の意匠の力を養うために技術の修行と絵の訓練を併せた、当時の漆の職人に共通する営みを映す。官許の展覧会の系統を通じて評価を築き、帝展に入選し、その戦後の後身・日展に出品を続けて、やがて会員となり、1950年代後半(記録では1958年まで)まで出品した。作は国際的にも認められ、パリの装飾美術の万国博覧会で銀賞、フィラデルフィアの博覧会で一等の賞を受けたと伝わり、二十世紀の前半から半ばに国外で紹介された日本の漆の職人としての地歩を示す。晩年は保存・修復にも携わり、国指定の文化財(重要な漆の宝物)の保存に関わる委員を務め、その技を歴史的な作の維持に生かした。1991年10月12日、東京・練馬区の自宅で老衰のため97歳で没した。一次的な伝記は物故者記録(とりわけ東京文化財研究所のアーカイブ)に限られ、正確な出品歴・代表作の題名・師の系譜の全容など一部は複数の資料で独立に照合できなかった。

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