ArtNote/作家/木村百木
ARTIST

木村百木

1884 – 1977日本 出身日本
1800185719131970現在
■ 木村百木の生涯 1884–1977

木村百木(本名・木村春三)は1884年(明治17)、愛知県名古屋に生まれ、1977年(昭和52)に没した画家・版画家。京都帝国大学の学生のとき禅の講話に接したことから学業を離れ、通常の学問・美術学校の道ではなく禅の修行の道を歩んだため、当時の主流の画壇や文展・院展の団体とは距離を置き、おおむね独学・無所属だったとみられる。1918年(大正7)ごろ上京して滝野川あたりに住んだ。1926年に郷里の名古屋で初個展を開いた。1934年に東京西郊の小金井に道場を設け、座禅と絵の指導を結び、以後は小金井を拠点とした。作は水墨画と木版画が中心で、しばしば樹木や山の風景を描いた。版画の連作「東京十八景」は市中の情景を記録し、永代橋・桜田門・九段坂・歌舞伎座・日比谷公園などの作が東京国立近代美術館(MOMAT)に所蔵される。仙人・仏・達磨など禅・仏教を主題とする人物画も数多く作った。1934〜42年の作57点をまとめた「百木画集」が刊行された。禅の修行と、大きな出品団体の外での独立した制作を結んだため、詳しい伝記や機関の記録は限られ、正確な師や受賞など一部は資料で確認できなかった。

作品例

東京十八景
日本画版画
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