ARTIST
小野寺玄
1934 – 2016日本 出身日本
1850189419381982現在
■ 小野寺玄の生涯 1934–2016
小野寺玄(1934–2016)は、能登半島の中世の焼き締めの伝統で16世紀ごろに途絶えていた珠洲焼を甦らせ発展させたことで最もよく知られる陶芸家。北海道東部の炭鉱の町・釧路に生まれ、上京して文化学院の美術部で学びつつ、陶工・西村勇の陶芸の研究室を手伝った。のちに多才な芸術家・北大路魯山人に師事した。1962年、神奈川県大磯に自らの窯「潮音甚窯」を興した。転機は1972年で、石川県の能登半島で古い珠洲の窯の跡に出会い、以後数十年をかけて、灰から黒の独特の「燻製(くんせい)」=炭化・還元の焼成の技を研究・復元し、やがて従来の濃い茶褐色より明るく制御された調子で珠洲焼を焼く方法を編み出し、これに練上げ・練込みの技を組み合わせた。その研究と復元した作は珠洲焼の近代の復興に大きく寄与したとされ、珠洲焼創炎会を中心とする陶芸の圏で中心的な存在となった。1977年の第4回日本陶芸展で文部大臣賞、1983年の第7回展で秩父宮賜杯(最高賞)と日本陶磁協会賞を受けた。2008年の炭化・練込みの花瓶「連峰」は宮内庁が入手し、2014年の来日の際に天皇からアメリカのバラク・オバマ大統領に贈られた。2016年に没し、のちに大磯で追悼の展覧会が開かれた。
作品例
連峰
陶芸
小野寺玄から広がる系譜
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