ArtNote/作家/堂本漆軒
ARTIST

堂本漆軒

1889 – 1964日本 出身日本
1800185719131970現在
■ 堂本漆軒の生涯 1889–1964

堂本漆軒(1889–1964)は明治末から大正・昭和にかけて京都で活動した漆芸家。京都に生まれ、著名な日本画家・堂本印象(1891–1975)の兄にあたる。父・堂本五平は京都の造り酒屋で、堂本の一族は演劇評論家や画家に嫁いだ姉妹を含む、名の知れた芸術一家をなした。漆軒自身の子・堂本阿岐羅も日本画家となり、家の系譜を継いだ。主に蒔絵など伝統的な漆の技法を手がけ、箱や建築の装飾など精緻な漆器を作った。記録に残る作に、瓜の意匠の飾りの蒔絵の箱(1943年ごろ)があり、国立工芸館(東京国立近代美術館の分館)に所蔵される。最も目立つ仕事の一つは、客船アルゼンチナ丸の一等食堂のための蒔絵の飾り扉一式で、1939年に完成した。当時の格式ある公共・商業の注文に精巧な漆の技が用いられたことを示す。以上を超える出品歴・修学・所属団体・受賞などは資料で裏づけられなかった。弟・印象に比べれば比較的無名で、より詳しくは一次資料の調査が要る。

堂本漆軒から広がる系譜

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