ARTIST
八千草会
日本 出身日本
八千草会は個人ではなく、1920年に大阪で日本画家・木谷千種(1895–1947)が興した画塾。歌舞伎・近松の研究者の木谷蓬吟と結婚して大阪へ戻ったのち、自宅に開いた。男性優位の官展の体制の外で、女性の日本画家がほとんど制度的な道を持たなかった当時、関西の女性画家を育て、導き、その社会的地位を高めることを目的とした。当初は良家の女性への結婚前の絵の指導という性格が強かったが、1925年により本格的な研究・制作の場に改組され、1926年から年次展『八千草会展』を開いて会員に発表の場を与えた。木谷は姉妹格の集まり『ちぐさ会』も主宰し、島成園・上田公長らも加わる『大阪女流展』の組織にも関わって、八千草会の会員はこうした関西の女性作家とともに発表した。近年の関西美術史の再評価(2023年の中之島美術館の大阪の女性画家展など)で取り上げられる、昭和初期の大阪の女性日本画家の連なりに数えられる。網羅的な会員名簿や八千草会展の全記録、活動を終えた正確な時期(太平洋戦争や1947年の木谷の死で途絶したとみられる)は確認できない。
関連の深い作家
木
木谷千種
1895–1947
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