ARTIST
佐々木正
1922 – 1997日本 出身日本
1850189419381982現在
■ 佐々木正の生涯 1922–1997
佐々木正(1922–1997)は、岐阜県を中心とする美濃焼の伝統に立つ陶芸家で、とりわけ織部を専門とした。出身地や自窯の正確な所在などの細部は専門の陶芸の資料以外では裏づけが難しく、同名の別人(電子技術者の佐々木正〈1915–2018〉など)と混同しないよう注意を要する。日本の陶磁の専門資料によれば、美濃の重要な陶芸家である、色絵・青磁で人間国宝となった加藤土師萌と、五代加藤幸兵衛に学んだのち、自らの窯を築いた。桃山期の美濃陶の戦後の復興のなかで、赤白の土に緑釉と鉄絵を組み合わせる織部の一種・鳴海織部を、桃山以来初めて再現したとされ、その際に伝統的な美濃のもぐさ土のみを用いた。1967年、日本工芸会の主催する権威ある日本伝統工芸展で織部の作により最高賞を受けた。黒田領治の織部の歴史書(講談社、1982年)でも織部・天目の名手として論じられる。鳴海織部や黒織部の徳利・ぐい呑・花入などの作が知られる。
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